バドミントン少女だった北口榛花! やり投げとは無縁の幼少期
やり投げで世界女王の北口榛花さん。世界での活躍も目覚ましく、数々の大会で賞を取っておられます。そんな北口さんは昔から陸上競技一筋だと思われている方も多いでしょう。
少しだけまた日本記録更新できました!
— 北口榛花 harukaKitaguchi (@giant_babyparu) September 8, 2023
疲れちゃってダメだと思ってたのに…びっくりです。
今回は本当に数秒宙に浮いてます笑
次はダイヤモンドリーグファイナルです。
引き続き応援よろしくおねがいします。 pic.twitter.com/dNLAxNDhBX
(出典:X)
しかし、意外にも彼女の幼少期は陸上とは無縁でした。なんと、水泳やバドミントンに打ち込み、特にバドミントンでは全国大会で優勝するほどの実力を持っていました。将来は、バドミントンの道に進むのでは?!と周囲も思うほど、やり投げとは無縁の毎日を送っていたのです。
まず、北口さんのプロフィールについてまとめました。
- お名前:北口 榛花(きたぐち はるか)
- 生年月日:1998年3月16日(27歳)
- 出身地:北海道 旭川市
- 血液型:A型
- 身長:179cm
一番最初に始めたスポーツは、「水泳」でした。3歳の頃から始めて、中学時代には全国大会にも出場しているそうです!
そして、小学校時代には「バドミントン」も始められました。小学6年生のとき、なんとバドミントンでも全国大会に出場。そしてなんとなんと団体戦で優勝しているそうです!
小学生・中学生時代には、現在世界ランク4位(2025年9月現在)の山口茜選手とも対戦しているとのことで、かなりの実力があったことを証明しています。
高校に入るまでで、「水泳」「バドミントン」の”二足のわらじを履き”ながら、全国レベルの結果を出していた北口さん。それぞれの業界では当時から有名だったとのことですが、高校に入ってどのような転機が訪れたのでしょうか。
高校時代に訪れた転機! やり投げへの道を開いた”先生の一言”
高校は公立高校である、北海道旭川東高等学校へ入学しました。ちなみに、偏差値は66とのことで、旭川市内でも最も高いランクの高校です。北口さんは、スポーツ推薦などの入試方法では無く、一般受験で合格しているようです。まさに文武両道で、学業にもきちんと打ち込まれていたようですね。
そんな旭川東高校では、当時の陸上部の顧問だった松橋昌巳氏が、北口さんの身体能力の高さ、とりわけ「肩の強さ」に目を付け、彼女に声を掛けました。そして、やり投げを勧めます。
本人は最初は半信半疑でしたが、バドミントンや水泳で培った体のしなやかさとパワーが投げの動作に驚くほどマッチ。わずか数回の練習で非凡な才能を開花させました。
最初の一投が運命を変えた! 北口榛花が世界を目指すきっかけ
初めて北口さんがやりを投げたとき、その飛距離は周囲を驚かせたそうです!
北口さん自身も「新しい可能性」を感じたそうです。この衝撃の一投こそが、世界を舞台に戦うきっかけとなった歴史的な瞬間だったです。ここから、やり投げの道を選び、オリンピック金メダルへと続く物語が始まったのです。
また、初めての試合は、1年時の5月の競技会のとき。なんと記録は、34m13cmの県大会入賞レベルの好記録をいきなりたたき出しました。ほとんどやり投げの経験もない中、とんでもない記録だったといいます。
もともとの身体能力の高さに、水泳やバドミントンで培った「スナップ」「体のしなやかさ」「投げる瞬間の体のソリ」などが、やり投げにすべて活かされた結果でした。
その後の活躍もすさまじく、高校ではインターハイ2連覇や、3年生の時には世界ユースで金メダルなど、圧倒的な結果を出して日々成長して活躍されています。
また、最近の活躍は言うまでもなく、去年2024年のパリ五輪で65m80cmの大記録で見事金メダルを獲得(オリンピックのフィールド種目で日本人メダル獲得は初の快挙!)したり、「名言が残せなかった」という名言など、一躍注目を集めたのも記憶に新しいと思います。
まとめ
世界で活躍されている北口さん。彼女のスポーツのルーツは意外にも、「水泳」と「バドミントン」でした。バドミントン少女と呼ばれるほど、業界では有名でした。
そのスポーツ成績と抜群の運動神経が、陸上部の顧問の目に留まったこと。これがやり投げ世界女王誕生のきっかけだったのです。ただし、かつてのスポーツで培ったすべての経験が、今のやり投げの糧になっていることは間違いありません!
努力家で昔から文武両道の彼女が、今後も更なる活躍をして、記録を塗り替えてくれること、楽しみでしかありません!
また、世界陸上2025では、女子やり投げの予選が9月19日(金)。決勝が9月20日(土)に行われますので、皆さん北口さんの活躍を一緒に見届けましょう!
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